仕事の仕方

【もしかしたらあなたも…】フリーランスに起こりうるトラブルとは

フリピヨくん
フリピヨくん
フリーランスって、仕事上どんなトラブルが多いの?

フリスタ
フリスタ
確かに気になるよね。『事例』と『対策』を交えて説明するね

会社員・アルバイト・フリーランスに関わらず、業務上のトラブルは、誰にも起こり得ること。今回はその中でも、フリーランスの人が巻き込まれやすいトラブルをいくつかご紹介します。

「どんなトラブルがあるのか」事前に把握することで、トラブルを未然に防ぐことにも繋がります。それでは早速本題に参りましょう。

フリーランスに起こり得るトラブルの事例5例

大きく分けると以下のようなトラブルがあります。

  • 1.報酬の未払い
  • 2.納期のトラブル
  • 3.終わらない修正依頼
  • 4.二重派遣のトラブル
  • 5.クラウドソーシングからの直取引

1つずつ、順を追って見ていきましょう。

1.報酬の未払い

文字通りではありますが、業務を請け負ったものの「一向に報酬が支払われない」こともあります。そうならないためにも、以下のポイントは事前におさえておきましょう。

フリスタ
フリスタ
事前にできる対策を説明していくね

事前にできる対策とは

信頼できる会社なのかしっかりチェックしておく

例えば、東京商工リサーチや帝国データバンクなどで、会社の信用情報を調べることができます。ただ、全ての会社が掲載されている訳ではありません。

掲載されていない会社の場合は、会社名で直接検索すると良いでしょう。何か悪い評判がある会社であれば、そういった情報が浮かび上がってくるはずです。

クライアントの連絡先をしっかり把握しておく

住所・電話番号・メールアドレスは知っておいて損はありません。ただメールアドレスが、gmailなどのフリーアドレスである場合は、簡単に発行できて削除ができるだけに注意が必要です。

契約書を交わす

後のトラブルに対応するためにも、事前に契約書を交わして、しっかりとカタチを残しておきましょう。仮にトラブルが発生した際は、その契約書を持って裁判所に訴えることが可能になります。

フリスタ
フリスタ
もしトラブルに合ったら、無理に一人で解決しようとしないのも大切!

もしトラブルに巻き込まれたら

内容証明を送る

内容証明とは
簡単に説明すると『誰が、誰宛に、どんな内容の手紙を、いつ送ったか』ということを、「郵便局の私たちが確認してその証人になりますよ」ということです。

なぜこのようなものが必要なのでしょうか。その理由は、発注者・受注者だけでやりとりが完結している場合を想像してみてください。もし仮に先方が「そんな書類受け取ってません」「そんな内容は書かれてません」と言ってしまえば、それまでです。自分以外、誰も証人がいません。

そういった事態にならぬよう、公的な第三者が証人となってくれることに、内容証明を活用する意義があります。

法テラスに相談する

法テラスとは
『日本司法支援センター』の通称で、国が設立した公的な法律支援団体のことです。経済的な余裕がなくとも、一定の条件を満たせば、無料で法律相談をしたり、裁判の費用を立て替えてもらったりすることができます。

とにかく「まずは相談」という観点で、こちらに問い合わせるのも一つの手です。

2.納期のトラブル

不慮の事故や病に倒れて「納期が間に合わない」となってしまう可能性はゼロではありません。

会社に勤めている方だと、好ましくないとはいえ「今日風邪で休むので、仕事をお願いしても良いでしょうか」と頼める相手が存在します。ですが、フリーランスの場合は、ほとんどの業務を自分ひとりで完結させなければなりません。

とはいえフリーランスだからと言って、「何もかもを一人で抱え込まねばならない」とは誰もルール付けしてはいません。

フリーランスも会社員同様に、 いざという時に備えて「仕事をお願いして良いかな」と相談できる『フリーランス仲間』を作っておくべきです。

ちなみにですが、突発的な問題が身に降りかかってきた場合は、即座にクライアント先へ連絡・相談をしましょう。これに限った話ではありませんが、打ち明けづらい問題こそ迅速な報告が求められます。

3.終わらない修正依頼

こちらは主に、デザイナー業をされている方に多いトラブルです。確かに、クライアントからすると、「実際に見てみないことには判断のしようがない」節もあります。

それはそうとして、中にはコロコロと気が変わってしまう人もいます。こういった方を相手にしてしまうと、一向に商品が完成しません。完成したとしても、修正に費やすリソースが大きすぎて、採算が合わなくなります。

事前にできる対策とは

修正回数の上限を、事前に取り決めしておく

よくあるケースは『修正は2回もしくは3回まで。それ以降は追加の料金が発生する』というような取り決めです。そうすると、先方もなるべく上限回数内におさめようと思案するようになります。

ただそれをお伝えした後に言うのも何ですが…クライアント側の事情に立てば、修正回数に制限がない方が、当然ありがたいものです。修正に上限を設けるか否かは、お互いの信頼関係によって判断する部分もあるかと思います。以下であれば、誰でもできる対策です。

完成度60〜70%で一度納品をする

時間をかけて完璧な状態に仕上げた納品物に、大幅な修正依頼が入った場合、それまでの作業がほぼ無駄になってしまいます。そんなことにならぬよう、ある程度カタチになった段階で、一度先方に連絡するのが得策です。早めに提出して、早めに軌道修正を行い、残りの何十%かは先方と一緒にブラッシュアップしていくイメージで進めると良いでしょう。

4.クラウドソーシングから直取引への移行

フリーランスの方は、クラウドワークスやランサーズといった『クラウドソーシングサービス』を利用する方が、少なからずいらっしゃるかと思います。そこでよくあるのが、クラウドソーシングを経由しない直取引です。

システム手数料がかからない分、単純に報酬金だけを見れば取り分が大きくなるのかもしれません。ですがもし仮に、「品物を納品したのに先方が支払ってくれない」といった問題が発生した場合、誰も責任を取ってくれません。

例えばランサーズだと『仮入金制度』が存在し、万が一先方が行方をくらましても、ちゃんと作業さえしていればランサー側にお金が入るシステムになっています。

その他、運営会社が管理してくれているからこそ、契約書の締結も不要です。

「手数料なんて取られたくない」と考えている方は、「なぜタダではなく、システム手数料が発生しているのか」に立ち返ってみると良いかもしれません。

そもそも以下にもある通り、クラウドソーシングを介さず行う直取引は、規定によって禁止されています。先方から投げかけられた場合は、丁重にお断りするようにしましょう。

第34条 違約金及び損害賠償等

会員が第25条第1項第12号に違反し、本サービスを介さずに直接取引(直接取引を誘引した場合、又は直接取引の誘因に応じた場合を含む)をした場合には、会員は前項に定める損害賠償金とは別に、違約金として、当該行為がなければ支払われていたと推定される第10条で定める弊社手数料の2倍に相当する金額(その額が100万円に満たない場合は100万円)を支払うものとします。

利用規約(ランサーズ)

5.二重派遣のトラブル

そもそも派遣とは、派遣元の会社が、労働者を、派遣先の会社で働かせるのが本来のカタチです。しかしながら、その派遣先の会社がさらに別の派遣先に労働者を派遣することがあります。これがいわゆる二重派遣。

主に、エンジニアをはじめとしたIT関係の仕事に従事している人たちに起こりやすい事例です。『派遣』というと、フリーランスには関係ないように思えるかもしれません。ですが実際は、フリーランスも、案件を請け負ったクライアントから「別の会社で働いて」と言われることがありますので注意が必要です。

具体的に二重派遣の何が問題なのかというと、2つあります。

労働者の給与(取り分)が減る

一般的な派遣のビジネスモデルは、労働者本人に支払われる給与からいくらかを引いて、それを収益にしています。つまりは派遣に派遣を重ねるほど、最終的な労働者の取り分が少なくなってしまうということです。

責任の所在がどこなのかがあいまいになる

1つは何か問題が発生した時に、大元の派遣元が責任を取るのか、その先の二重派遣元が責任を取るのかが曖昧になってしまうことです。最悪の場合、何事もなかったかのように片付けられてしまうことがあります。

業務委託トラブル相談所によると、そういった二重契約の旨は契約書に書かれていても、無効にすることが可能とのことです。

いずれにしても、「何だか怪しいな」と思ったら、身近なフリーランスの知人や、場合によっては弁護士に相談するのが無難と言えます。

こんなクライアントは危険かも?

最後に、筆者自身の経験から『危険な匂いを感じるクライアント』の特徴を、いくつか記載します。(※もちろん、以下に該当する人全てがそうではありません)

  • 1.レスポンスが悪い
  • 2.値引き交渉される
  • 3.誰それ構わず未経験者を募集している

ひとつずつ見ていきましょう。

1.レスポンスが悪い

逆な視点にはなりますが、レスポンスが良いクライアントさん =「相手を待たせるのは申し訳ないと思ってくださる方」= 良心的な方が多い印象です。

その分こちらも「早く返事をしよう」と言う気にもなります。またそういったクライアントさんが相手だと、良い意味で緊張感を持って仕事に取り組むことができます。

2.値引き交渉をされる

もちろん、自分が出した見積もりに妥当性がない場合は別ですが、根拠なく条件反射的に値引き交渉をしてくる方は要注意です。

こういったクライアントさんに限って「安くは済ませるけど、要求は高い」という方が少なくありません。

仮にお金の事情を抱えていても、良心的なクライアントさんであれば対応が違ってきます。例えば、「これくらいの金額なら出せますが、この場合だとどれくらいお願いできそうですか」と、予算から逆算して依頼内容を調整して頂けます。

3.誰それ構わず未経験者を募集している

無闇に未経験者を募集している場合は、少々疑ってみるべきかもしれません。確かに、自分が当事者(未経験者)の側だと、ありがたい気持ちになることもあります。

ですが冷静に考えると、先方も何かしら背負っているわけです。例えばメディアを運営しているクライアントさんだったら、そのメディアの信頼を傷つけることは、決してあってはなりません。

それにも関わらず「どこの誰でも良いから採用」って、何だか違和感がありますよね。

まとめ

色々と説明してきましたが、すべてのトラブルに共通する有効な手立ては、『相談できる知人・友人』を持つことです。ついつい孤立しやすいフリーランスだからこそ余計に意識しておかなければなりませんね。

フリピヨくん
フリピヨくん
フリーランスじゃなくても、誰かを頼るのも大切ピヨ

フリスタ
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仕事を引き受ける前に、不安な点は質問して明確にすることだね
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このサイトを運営しているフリスタです。 フリーランスになった10年目の現役フリーランスです。 東京都内でフリーランスをしつつ、2つのメディアを運営しています。
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