よく、「銀行口座は、ビジネス用と、プライベート用は分けた方が良い」とされていますが、それはメールアドレスにも言えることです。
今回の記事では「なぜ、ビジネス用のメールアドレスが必要なのか」、「どういったメールアドレスが良いのか」について説明して参ります。
フリーランスになった時に用意したいメールアドレス
まず大前提としてメールアドレスは、相手に『自分であること』が、すぐに伝わるものにしましょう。
例えばの話ですが、買っている犬の名前から取って『pochi@example.co.jp』というアドレスを使っていたとします。
本人は、『自分』であることは分かりますが、他の方からすると、送信者が誰なのかが分かりません。
仮に、自分であることが伝わったとしても、何かしら余計なイメージが付いてしまいます。
もし、ビジネスにふさわしくないメールアドレスしか持っていない場合は、新しくビジネス用のメールアドレスを取得しましょう。
ビジネスにはGmailがふさわしくない?
「さあメールアドレスを取得しよう」…そう思った方の中で、Gmailを思いついた方も多いはずです。Gmailは誰でも無料で使えるものなので、とても便利なツールではあります。
ですがその手っ取り早さゆえに、いとも簡単に『アカウントの発行・削除』ができてしまうのも事実。そういった意味で
ことビジネスの世界においては、”@gmail.com”というアドレスを『信用面』で警戒される方もいます。
多くはありませんが、中には「Gmail等のフリーアドレスを利用しているフリーランスとは、取引をしない」といったクライアントもいます。
つまりは、”@gmail.com”ではなく、オリジナルのドメインを取得した方が無難です。
では次に「どうすればオリジナルのメールアドレスに設定できるのか」について見ていきます。
自分のドメインを取得してメールアドレス取得する方法
方法は色々ありますが、例えば『ムームーメール』というサービスを使うと「IT関係が苦手…」なんて方でも簡単にメールアドレスを設定することができます。
ムームーメールは機能の使い勝手はもちろんですが、お値段的にもお手頃です。
一般的に、メールアドレスをオリジナルのものにする場合、最低でも月々500円ほどのサーバー代が必要となります。
ですがムームーメールの場合は、ひと月50円で導入することができます。
メールアドレスをオリジナルのものに設定する方法は、以下の記事が大変参考になります。
本記事でも、大枠の流れを説明しますと、以下の通りになります。
- ドメインを取得
- DNSサーバーの設定
- ムームーメールにドメインを登録
順を追って見ていきましょう。
1.ドメインを取得
まずは、ドメインが必要です。
ドメインとは簡単に言うと、名前です。
例えば、ヤフージャパンだったら…
『yahoo.co.jp』にあたる部分がドメインとなります。細かく言うと『yahoo』と『.co.jp』の部分を組み合わせて、一つのドメインです。
皆さん自身も『yahoo』にあたる部分を、会社名や屋号など、自由に設定することができます。その後に続く部分は、ひとまず『.com』であれば大丈夫です。
空きがなければ、多少値段は高くなりますが『.jp』もしくは、法人でよく使われる『.co.jp』でも問題ありません。
(※信頼性の観点などから、それぞれのドメインによって多少値段が変わります。ですが、上記いずれかであれば、間違いはありません)
肝心のドメインは、以下のサイトから取得することができます。
2.DNSサーバーの設定
DNSサーバーという言葉から、非常にシステマチックな感じがしますが、細かい意味は気にしなくてもOKです。
念のため、ここで行なう作業の意味を説明しますと…
『IPアドレス』という、個人を特定するマイナンバーのようなものと、先ほど取得した『ドメイン』が「同一人物ですよ」と、紐付ける作業をここで行なっているのです。
3.ムームーメールにドメインを登録
1,2が済んだ段階で、こちらの設定をムームーメールの管理画面上から進めて行きます。
詳しい設定方法は、以下の記事を参考にすると良いでしょう。
メールの署名の作り方
最後にメールの署名の作り方についても触れていきたいと思います。
一般的には、以下の情報を記載しておくと良いとされています。
- 屋号(あれば)
- 名前
- 名前のふりがな or ローマ字
- 住所
- 電話番号
- FAX番号
- メールアドレス
- ウェブサイトURL
『一般的』…といった理由は、人それぞれ開示できる項目が異なるからです。特にフリーランスの場合は、『住所=自宅』となるケースが多いですが、住所は必ずしも記載する必要はありません。
また署名を作る際は、『メール本文』と『署名』が、ハッキリと区別されている方が好ましいです。
「—–」や「******」を使って、署名の上下にラインを入れると、簡単に境界を作ることができるのでオススメです。
とはいえ、イチから署名を作るのは面倒な方も多いはず。そんな方は以下のテンプレート集から簡単に署名を作ることができます。
まとめ
繰り返しにはなりますが、仕事用のメールアドレスは確実に用意しておきましょう。
さらに、信用の観点から、多少のお金はかかりますが、アドレスは独自ドメインにした方が、なお良いです。
また、自分専用のアドレスがあると、フリーランスとしての気持ちもグッと高まります。
今回のように、少しでも相手の印象を良くすることで、フリーランス生活がうまく行くポイントになるでしょう。
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