近年にフリーランス人口は増えてきています。2015年から2018年までの増加率はなんと22%。現在では「日本の就業者数の6人に1人がフリーランス」という時代です。この記事では、平均年収や働き方別の人口推移などを紹介。まずは、そもそもフリーランスはどういうものなのかを簡単に紹介しますね。
フリーランスとは何か?
「フリーランス!」と一概にいっても、さまざまな形のフリーランスがいます。日本では確固たる定義はありません。フリーランス人口について紹介する前に、フリーランスはどのようなものなのか解説しますね。
よく聞く広義のフリーランスってなに?
フリーランスを指す言葉で「広義のフリーランス」という言葉あります。かしこまった表現でわかりにくいですよね。端的に言うと、広義のフリーランスはフリーランスとして活動しているすべての人をことです。
例えば、現在日本のフリーランス人口は1100万人ほどです。1100万人=広義のフリーランス。その中から、働き方によってフリーランサーとしての種類が変わります。
フリーランスの種類については「フリーランスの働き方!働き方別に見てみよう」参照
広義のフリーランス=すべての働き方を含めたフリーランス
アメリカと日本のフリーランス人口比較
(引用サイト:ランサーズ株式会社(フリーランス実態調査2018年度版))
アメリカの労働人口は日本の労働人口よりはるかに多いです。現在アメリカの広義のフリーランスは5,730万人。2027年にはアメリカの半数以上が「なんらかのフリーランス活動をしているのではないか!」という調査もあるんですよ。
一方、日本のフリーランス人口は1,119万人。2015年から比べると28%増加しています。といわれても、あまり具体的にイメージできませんよね。総務省統計局のデータを参考すると、2018年・日本の就業者数は6,662万人。つまり、日本で働く人の中で広義のフリーランス活動をするの人口はだいたい6人に1人なんです。
(参考:総務省統計局)
フリーランサーの職種を確認
フリーランサーの職種は大きく分けて3つ!
- クリエイティブフリーランス
デザイナー・映像ディレクター・コピーライター・フォトグラファーなどなど - ビジネスフリーランス
エンジニア・ライター・コンサルタントなどなど - 職人フリーランス
スタイリスト・スポーツトレーナー・講師・一人親方・トラック運転手などなど
フリーランス人口!働き方別に見てみよう
(引用サイト:ランサーズ株式会社(フリーランス実態調査2018年度版))
フリーランスの働き方は大きく分けて4つ。一番多い人口は「副業系すきまワーカー」、次いで自営業系独立オーナーが2位となっています。4つの働き方を簡単に確認しておきましょう。
1位:副業系すきまワーカー
一般企業で労働+空いた時間でフリーランスとして活動する人
2位:複業系パラレルワーカー
複数の会社からお仕事をもらって働く人
3位:独立系オーナー
個人事業主や個人経営をしている人
4位:自由業系フリーワーカー
雇用先は特になし。個人でお仕事をいただく人
パラレルワーカーのフリーランス人口増
ランサーズ株式会社の実態調査データは2018年のものです。2017年から2018年にかけて人口が増えた働き方はパラレルワーカーの5%。調査時は、副業系すきまワーカーが4割以上と圧倒的に多いですが、近年はパラレルワーカーが増えています。受注先と収入を増やす手段としてパラレルワーカーはフリーランスとして、とても理にかなった働き方です。
フリーランス人口はなぜ増えた?
(引用サイト:ランサーズ株式会社(フリーランス実態調査2018年度版))
フリーランスの魅力はなんといっても「場所を選ばず・自分のスキルを活かせる」。だれもが憧れる働き方ですよね。ランサーズ株式会社の満足度調査でも、ライフスタイルの改善が2018年に比べて3%アップしたことが報告されています。
また、大前提として個人でお仕事する仕切り下がった!ということも言えます。一昔前だと、個人でお仕事を頂くには地道な営業が不可欠。しかし、現在はクラウドソージングサービスの発達によって、家にいても営業ができるようになりました。
- ライフスタイルが柔軟になる
- 自身のスキルを活かせる
- クラウドソージングによって個人でお仕事する仕切りが下がった
フリーランスの人口増!気になる平均年収は?
(引用サイト:ランサーズ株式会社(フリーランス実態調査2018年度版))
ランサーズの調査で特に目立ったのは以下の2つ。
- 副業系すきまワーカー:約123万円(前年度より23%増加)
- 自由業系フリーワーカーが約157万円(前年度より28%増加)
平均年収が増えたこともフリーランス人口が増えた理由の一つといえますよね。
また、フリーランス協会の調査では「すきまワーカー以外+フルタイムフリーランス」を対象にした平均年収で300万円以上という調査結果でした。報酬はスキル次第ですが、一人で暮らすには十分です。
(参考:フリーランス協会フリーランス白書2018(2-2フリーランスパネル))
フリーランスはどのように仕事を取るの?
(引用サイト:ランサーズ株式会社(フリーランス実態調査2018年度版))
ランサーズ株式会社の調査では圧倒的に「人脈」からお仕事をもらうことが多いです。2位の「過去・現在の取引先」も大きく捉えると人脈ですよね。フリーランスがお仕事をもらう時に大切にしていることは人とのつながり。フリーランスを目指している方・フリーランスとしてお仕事を頂いている方は、収入を安定させるために人とのつながりを大切にしましょう!
フリーランス人口は増えるの?増加予測
2015年から2018年にかけて、フリーランス人口は22%増えました。「あまり稼げない」といわれているフリーランスですが、ランサーズの調査などでは平均年年収が増えてきています。また、フリーランスとしてのお仕事獲得もクラウドソージングサイトを利用することで以前よりはるかに簡単になりました。
アメリカの調査では「2027年には労働人口の半数がフリーランス活動しているのでは?」という調査結果もあります。徐々にフリーランス人口は増えるという予測をしてもいいかもしれませんね。
日本のフリーランス人口!徐々に増加?魅力の理由や平均年収まとめ
この記事ではフリーランス人口を中心に、「フリーランスはそもそも何なのか?」、「フリーランスの年収はどれくらいなのか?」などについてお伝えしました。ここ数年で、頻繁に耳にするようになったフリーランス。職場の自由や自身のスキルを活かせる場として、魅力的な働き方ですよね。
フリーランス人口については、クラウドソージングサイトの台頭・インターネットの普及により、徐々に増加しています。また市場規模拡大に伴い、年収も上昇。自由業系フリーワーカーさんでも平均年収が100万円を超える年収を稼ぐ方もいます。年に100万円プラスされたら、家計としてはかなり助かりますよね。
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