- フリーランスで働いていると一日中誰とも会わないで終わってしまう
- 久しぶりに会話すると、声を出しづらくなっている自分に気が付く
そんな孤独感を抱えながら働いているフリーランスの人は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では
・なぜ孤独を感じるのか
・孤独の解消法
・孤独であることのメリット
について解説していきます。
この記事を読むことで、フリーランスの方が孤独を感じる理由や解消法について詳しくなり、適切に対策できるようになりますよ。
なぜフリーランスは孤独を感じるのか
フリーランスが孤独を感じる原因として、以下の2つが考えられます。
- 人と話す機会が少ない
- 仕事が一人で完結してしまう
一つづつ解説していきますね。
人と話す機会が少ない
フリーランスはオンラインでどこででも仕事を行うことが可能なため、あまり人と会う必要がありません。
在宅で仕事を行う一人暮らしのフリーランスの場合、一日誰とも会わずに終わってしまう日も珍しくなく「最後に人に会ったのいつだっけ?」と考えて愕然としてしまうこともあります。
また、仕事の要件は文字のメッセージでのやりとりが大部分を占めます。
そのため人と話す機会がなく、孤独を感じる原因となります。
仕事が一人で完結してしまう
フリーランスの仕事は、基本的に受注から完成までの作業を一人で完結させます。
そのため「仲間や上司とともにひとつのプロジェクトを作り上げる」という共同作業がなく、一体感を感じる機会が少なくなります。
このことも、孤独を感じる原因として考えられます。
孤独の解消法
この項目では、孤独の解消法を解説していきます。
孤独の解消法としてオススメなのは、以下の4つの方法です。
- コミュニティーに属す
- 常駐案件を受注する
- コワーキングスペースを利用する
- 雑談相手を作る
- 孤独に対する考え方を変える
①コミュニティーに属す
近年では、オンラインサロンや趣味・興味関心が同じ方が集まるコミュニティーが多数存在します。
コミュニティーの探し方としては、Twitterで自分の興味のある発信をしている方をフォローして、その方が運営しているもしくは入っているコミュニティーに参加してみるというのがおすすめの方法です。
②常駐案件を受注する
「人と話がしたい」「仲間と一緒に仕事がしたい」と思ったときは、常駐型の案件を受注するのがオススメです。
常駐型というのは、案件ごとに企業と契約を結び、契約先の企業に常駐して作業を行う働き方のことです。
フリーランスのエージェントでは下記のように常駐案件を多数扱うところもあるので、利用してみてくださいね。
③コワーキングスペースを利用する
「フリーランスの仲間が集まる場所で仕事したい」と思った時は、コワーキングスペースの利用がオススメです。
コワーキングスペースとは
コワーキング(Coworking)スペースとは、作業スペースや会議室などを共有しながらも、各自は独立して仕事をする場所のことです。
公益社団法人日本都市計画学会の都市計画報告集 No.15(2016年度)によると、全国でのコワーキングスペースの数は378件にのぼるそうです。
コワーキングスペースのメリット
コワーキングスペースを利用するメリットとしては
・独自にオフィスを借りるよりも、低コスト・好立地でオフィスが使える
・仕事に必要な設備が揃っている
・カフェ等に比べて周りの目が気にならない
など様々なものがありますが、孤独解消できるという意味では
・交流・情報交換のチャンスがある
という点が大きいですね。
コワーキングスペースによっては、セミナーやイベントを開催しているところもあるため、孤独の解消だけではなく情報交換などにも使えます。
フリーランス協会のHPにも、コワーキングスペースの情報がありますので、気になる方は是非調べてみてくださいね。
④雑談をする
「雑談」をすることも孤独解消にはオススメです。
例えば業務の妨げにならない程度に仕事のメールで近況を伝える一文をやりとりしたり、オンライン会議でちょっとした雑談をするだけでも心が和らぎます。
また、SNSなどで雑談を発信してみてもいいでしょう。
「スマホの万歩計が、『今日は36歩しか歩いてない』って言ってる」なんていうちょっとせつない話も、共感してくれる人がいれば嬉しいですよね。
恋人や家族がいる人は、相手を大切にして会話をたくさんしてくださいね。
⑤孤独に対する考え方を変える
孤独は否定的なものだと考えていると、ますます孤独が辛くなってしまいます。
明治大学文学部教授の諸富祥彦先生は、孤独は積極的な能力だとして次のように述べています。
孤独は、決して、避けるべき否定的なものなどではない。孤独は、現代をタフに、しなやかに、かつクリエイティブに生きていくために不可欠の“積極的な能力”である。
孤独であるためのレッスン諸富祥彦:著/日本放送出版協会:刊
孤独に対する考え方を変えて孤独は能力であると考えたら、孤独の辛さも薄れそうですね。
孤独をプラスに考えよう~孤独のメリット~
前の項目では、孤独の解消法を解説してきました。
しかし、孤独にはメリットも存在するのです。
孤独のメリットとして考えられるものに、以下の4点があります。
- 時間を自由に使える
- 独創的なアイデアは一人の方が出やすい
- 仕事を選ぶことができる
- 対人ストレスがほとんどない
以下で詳しく解説していきますね。
時間を自由に使える
集団で働く場合は「報告・連絡・相談」が必要となり、集団で足並みを揃える必要があるため、タイムロスや雑用が多くあります。
しかし一人で働いている場合は、このようなタイムロスや手間をかけずに仕事をすることができます。
「AさんからはOKもらったけど、Bさんからは返事ないし、Cさんは微妙な顔してるし…」などのように、人の間で板挟みで時間を取られることも少ないです。
また、孤独であるということは、自分の好きなように時間を使えることの裏返しでもあります。
休日や働く時間も自分で選べるため、ライフワークバランスをとった働き方が可能となります。
独創的なアイデアは一人の方が出やすい
Steiner, I. D.(1966)の研究結果によれば、
「アイデアの総数」
「独創的なアイデアの数」
の出やすさを、集団で考える場合と個人で考える場合で比較したところ、個人で考えた場合の方がアイデア総数も独創的なアイデアも多く思いつくということが分かりました。
仕事をする上で、アイデアというのは大きな武器です。
この武器を手に入れるためには孤独である方が向いているというのであれば、孤独をうまく味方につけたくなりますね。
仕事を選ぶことができる
集団で働いている場合は、集団の規則やルールに従って仕事をする必要があるため、自分の意に反したりキャリアの足しにならない仕事も引き受けざるを得ません。
しかし、孤独であるということは自分の気持ち一つで意思決定ができるという事でもあります。
仕事自体を受ける・受けないの決断から仕事の内容まで、自分の意思のみで決定できるということは、大きなメリットです。
対人ストレスが少ない
厚生労働省の労働者調査によると、仕事に関するストレスを感じている労働者のうち、約31%の人が対人関係にストレスを感じているという結果が出ました。
出典:厚生労働省HP
フリーランスの場合も全く対人関係のストレスがないとは言えません。
しかし、孤独であるということは特定の人と毎日顔を合わせる必要がないということです。
少なくとも、「今日もあの苦手な上司と会わないといけないのか…」と朝から憂鬱になることはありません。
その点で、対人ストレスは少ないと言えるでしょう。
まとめ フリーランスの「孤独」対策!孤独との向き合い方や解消法とは?【メリットもあり】
この記事では、孤独を感じる理由や孤独の解消法・メリットについて解説してきました。
孤独の解消法としてオススメなのは以下の4つの方法です。
- 常駐案件を受注する
- コワーキングスペースを利用する
- 雑談をする
- 孤独に対する考え方を変える
また孤独であることのメリットは、以下の4点があります。
- 時間を自由に使える
- 独創的なアイデアは一人の方が出やすい
- 仕事を選ぶことができる
- 対人ストレスが少ない
孤独であるということは全面的に否定されるものではなく、うまく付き合えば力になってくれるものでもあります。
そして、孤独であるということは自由であるということです。孤独を苦しむのも楽しむのも自由。だとしたら、楽しんだ方が絶対お得ですよね。
適度に孤独を解消しつつ楽しみながら、フリーランスのお仕事に邁進してくださいね。
この記事が少しでもフリーランスの方のお役に立てたなら幸いです。
以上、フリーランスの「孤独」対策!孤独との向き合い方や解消法とは?【メリットもあり】でした!
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